触って、見て、楽しい!Processingとは?

Processing(プロセシング)とは、2人のアーティスト(エンジニアでもある)キャセイ・レアス(Casey Reas)とベンジャミン・フライ(Benjamin Fry)によって、MITメディアラボで開発されていたオープンソースのプログラミング言語です。

Image result for Processing

デジタルアートとビジュアルデザインのために作られたプログラミング言語であることから、アーティストがコンテンツ制作作業に集中できるように、詳細な設定を行う関数がいらない点が大きな特徴です。

難しい関数を必要とせず、視覚的なアウトプットがすぐに得られるので、初心者がプログラミングを学習するのに大変適しているのです。

実際に見てみよう!視覚的なアウトプットとは?

言葉で説明しても分かりにくいかと思いますので、実際の画面を用いてご説明させていただきます。

下記を御覧ください。

こちらはソフトをダウンロードする必要がない、ブラウザ版のProcessing(Open Processing)の実際の画面をスクリーンショットしたものです。

メールアドレスのみで登録できて直ぐに遊べる仕様になっていますので、よければ上記リンクから遊んでみてください!

白地の背景を「Text Editor」と呼び、ここに様々なコードを書き込んでいきます。

そして上部の中央付近にある三角形(再生ボタン)を押すと、自分が打ち込んだコードの結果が直ぐに分かる、そんな仕様になっています。

実際にやってみるとお分かりいただけると思うのですが、直ぐに自分が打ち込んだ内容をビジュアルで見ることができますので、様々なコードを打ち込みたい欲求に襲われます(笑)

こんなコードはどんな感じになるのだろう?

ここの数値を大きくしたら、または小さくしたら?

色をもうちょっと薄くしてみよう、濃くしてみよう?

プログラミングをやっているという感覚ではなく、絵を書いているような感覚で自然とプログラミングの基礎を学ぶことができる点がProcessingの非常に大きな魅力だと考えます。

Processingのコードは簡単で、読むことができます

前述したのですが、Processingはコードが非常に単純で、判読可能な点も初学者にとって優しいポイントです。

例えば、下記の例ですと

size(500,500);  ←キャンバスの大きさ(ここでは500×500)を指定しています。

background(255);  ←キャンバスの色(ここでは白)を指定しています。

noStroke();  ←枠線の色を指定しています。ここではStroke(枠線)がnoなので透明です。

fill(255,0,0); ←後述の図形の色を指定しています。ここでは赤にしています。

ellipse(250, 250, 300, 300); ←(x軸:250, y軸:250)を中心にellipse(円)を直径300で書く。

如何でしょうか?

なんとなく僕が何を書いたのか、イメージできる方もいらっしゃるかと思います。

そうですね。日本の国旗です。

このように、判読可能なコードですので、コードそれぞれの意味を簡単に理解することができる仕様になっています。

また、背景の大きさを指定して→その色を決めて→図形の形と色を決める、という論理性も培われるので子供の教育においてもかなり有効だと考えられます。

世界中の最高のお手本がすぐそこに!

最後に、Processingの極めつけは、生の教材がすぐそこにあるという点です。

Open Processingでは、自分が作成した作品を世界中に公開し、また他者の作品を見ることができます。

謂わば、デジタルアートのInstagramですね。

本家も悪くはありませんが、自分自身で創意工夫を凝らして”Processing映え”を狙うのも十分アリでしょう。

見た目がキレイだけでなく、Processingの興味深い点は、その作品のコード、つまり中身を見ることができる点です。

自分が面白いと思った作品のコードを見て、どのようにして創られているのか、学ぶことができるのです。

また、すべての作品はFork(フォーク)といって分岐させることができ、憧れの作品のコードをベースに自分の想像力を爆発させることも可能です。

「学ぶとは、真似る」ともよく言われるように、世界中から共有される素晴らしいお手本を元に学んでいくことができる環境が充分に備わっているため、あなたやあなたのお子様の好奇心を存分に活かすことができるでしょう。

まとめ

今回は、初学者向けのプログラミング言語としてProcessingを取り上げ、ご説明させていただきました。

・視覚的なフィードバックを直ぐに得られる

・コードが簡単で判読可能

・世界中のアーティストが投稿した素晴らしいお手本が閲覧可能

上記のような利点から、Processingは比較的とっつきやすいと思いますので、ご興味あればまずはOpen Processingから登録してみて、気に入ればソフト自体をダウンロードしてより高度な表現を目指していただければと思います!

参考文献
[1]Processing Foundation, 2019/03/01, Processing Foundation, https://processing.org/

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