How STEM Applies to Everyday Life【邦訳】

STEMを暮らしに生かす

STEMは無数の研究分野や職業を表す包括的な用語です。このように範囲が広いと、厳密には何がSTEMで、それがなぜ重要なのかを把握するのは難しいかもしれません。学校科目として理解することならできても、より包括的なカテゴリーに細分化し、それらが私たちの暮らしに実際どのように影響するかを理解することは、とてつもない作業のような感じがします。でもSTEMは確かに広範ですが、なじみぶかいものでもあります。スペースシャトルから携帯電話まで、すべてはSTEMのおかげで存在するのですから。

STEMの学位はいくつあるとおもいますか? STEM Degree List には、400を超える潜在的学位が重複して記載されています。それら多様なレベルの専門性を備えた数多くの潜在的学位にアプローチするのは困難かもしれません。が、それらはなじみのある方法で分類できます。ACTはSTEM専攻を科学、コンピュータサイエンス&数学、医学&保健科学、そして工学&テクノロジーと、4つのカテゴリーに分類しました

科学の分野はさらに、生命科学(生物学や心理学)、物理科学(化学や物理学)、農業および環境科学(林業、保全科学)に分類することができます。コンピュータサイエンスや数学は、金融、コンピュータプログラミング、応用数学、統計学など、より身近な分野を数多く擁しています。 医学および保健科学には、歯科、看護、医学、および獣医学の学位が含まれます。 工学とテクノロジーは、航空宇宙、農業、建築、生化学、化学、土木、インフラ、ソフトウェア、電気、機械、原子力、石油、システム、製造工学などに分類できます。

2015年5月、米労働省労働統計局は860万近くのSTEM雇用を報告しました。そのうち45%がコンピューター関連職で、19%がエンジニア職でした。 残りは製図者、エンジニア、マッピング技術者、 STEM関連の管理職、 STEM関連の販売職、生命科学および物理科学の技術者、生命科学者、物理科学者、高等教育以上の教師職、建築家、測量士、地図作成者、数理科学系職などが占めました。

STEM系職でもっとも雇用が多かったのは、アプリのデベロッパー、コンピューターユーザーのサポートスペシャリスト、コンピューターシステムアナリスト、システムソフトウェアのデベロッパー、ネットワークおよびコンピューターシステム管理者、コンピューターおよび情報システム管理者、技術および科学製品の卸売および製造販売担当者、プログラマー、機械エンジニア、および土木技師であることも報告されています。

これらすべての分野の勉強や職業が、一体どのように私たちの暮らしに影響し、応用されるのでしょう。ID Techは、「私たちの暮らしに革命を起こした企業や製品を見れば、STEMが経済に与える影響を想像するのは簡単だ。グーグル、フェイスブック、アップル、アマゾン…。これら企業の原動力がSTEMである」と指摘しています。 STEMはいたるところに存在し、私たちの活動のすべてに影響しているのです。ブロックチェーンから橋の建設まですべてです。世界がますます進むにつれ、STEMを理解することは、非STEM系の働き手にとってさえ、ますます有益なものとなっていくことでしょう。

米国立科学財団は、「21世紀に、グローバル化および知識集約型経済をめぐる利点と課題に直面するにあたり、科学およびテクノロジーのイノベーションがますます重要になってきた。 この新しい情報集約型かつ高度に技術的な社会で成功するために、生徒たちは過去には十分とされていた以上のレベルに達するため、STEMにおける能力をさらに伸ばす必要がある」と指摘しています。

STEMは、現代社会にとって重要なものを実に様々なかたちで与えてくれます。過去のSTEM関連の活動があってこそ、こんにちの医学や医療スクリーニング、歯科などが存在するのです。遺伝子操作やがんのようなもっとも重大な病気の治療法の模索など、医療分野における現在の研究は、私たちの未来を変えるものです。学校や社会がSTEMにさらに重きをおけば、医療分野はこれまで以上に早く進歩する可能性もあります。

天文学と天体物理学も興味深い分野です。百年前の人間にとって、月面着陸は遠い未来のように思えたでしょう。ところが今では、火星旅行や地球外植民地について語られるようになりました。この分野では、STEMの強みがひとつみられます。国家間のコラボレーション機会に対する情熱をどんな国のどんな人ももちあわせていることです。その好例のひとつである国際宇宙ステーションは、20年以上にわたって地球を周回しています。 STEM.orgのAndrew Raupp氏はこれについて次のように述べています。「STEMは、東と西の間に地政学的なバランスの均衡をもたらしました。 [前略]世界規模の問題を抱えていた時代でさえ、STEMは何らかのバランスを確かに生み出していました。」

STEMは都市計画、土木工学、建築など、私たちがくらす都市や家に根づいています。学校なら、スマートボードのような新テクノロジーが、そしてノートパソコンや教育用YouTube動画のようなやや古いテクノロジーも、今日の若者をよりテクノロジー主導型の世界へ導いています。テクノロジーへの理解は将来的に重要なだけではなく、現在においてすでに重要です。 CBSニュースによると、8歳〜18歳までの子どもは1日平均7時間以上、スクリーンをみているそうです。CNNは、これが成人になると11時間にジャンプすると報じています。STEMは学校で教えられる科目なだけではなく、家庭や仕事など日常生活の一部なのです。音楽、写真、デザインのように、一見無関係に感じるかもしれない分野でさえ、数学的基盤をいくらかそなえています。STEMを理解することは、世界全体を理解することなのだといえます。STEMが私たちに影響を与える方法の最後として挙げたいのは、未来に到達するための手段です。STEM Teachers NYCのChristopher Kennedy氏は、これについて次のように述べています。「私たちが直面している最大の課題のいくつかについて考えてみると…水や食糧、テクノロジーの変化 など [中略]それがSTEM最大の用途のひとつだと思います[中略] 「新しい」配電網に移行する方法、本当に慎重な方法で水について考える方法、また火災安全について考える方法…」

STEMは本当に私たちの暮らしに応用できるのか、は問いにさえなりません。居住地から食べ物にいたるまで、それはすでに深く入り込んでいるからです。STEMは私たちの過去の極めて重要な部分であり、現在ますますその関連性を高めており、未来に必要不可欠なものなのです。

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